こんにちは。
今回は靴選びと健康のお話です。
なぜ今回はこのお話をしようと思ったかと言うと、
これから長寿の時代がやってくると言われています。
今の子どもの2人に1人が100歳以上生きると言われていて、
私たちの寿命は確実に伸びています。
今でも100歳以上のお年寄りが増えている中で、
もしかしたら、
私たちも100歳程度生きる可能性が高いと言えます。
そんな長寿の時代になると、
世の中は、
これからどういった感じになるのでしょうか?
きっと、外に出ると高齢者が沢山いる状態になるでしょう。
その頃にはAIが発達して、便利な時代になっていることでしょう。
便利な時代になったとしても変わらないことがあると思います。
人は考えて、行動して、楽しむでしょう。
そしてどんなに便利になっても、
自分の足で歩くことに変わりはないと考えます。
年を重ねていく中で、足が弱ってしまう方が多いです。
私は靴屋として、たくさんの方とお話してきました。
おそらくこの15年で10万人以上の方とお話したと思います。
その経験で分かったことがあります。
足にトラブルを抱える方のほとんどが、
自分の足のことに対して無頓着だと言うことです。
きっと、足のことを知る機会がないため、
自分の足と向き合う機会がなかったのだと思います。
特に昔は、バブルと言われる好景気が日本で起こりました。
私は子どもだったので、リアルにバブルを実感することはありませんでした。
しかし、今の50歳以上の方は経験している方が多く、
そこで根付いた考え方が、
これからの足の健康に対して邪魔をしているような印象です。
その原因が、お洒落は足元からと言いますが、
足に合っていない靴でもお洒落だと感じたら、
これがいいと言う感覚で選ぶ方が多いのです。
もちろん靴に対しての美意識も必要だと思います。
その美意識を高めると心が豊かになるのもわかります。
しかし、足が痛くなると言うことはそれだけリスクの高いことを、
続けた結果だと私は考えます。
足が痛いと言っている人は、
ほとんどの場合、足だけの痛みではないのです。
膝が痛かったり、腰が痛かったりします。
そして、靴が足に合っていないことで、
靴が足のサポートをせず、
歩き方や姿勢を崩す原因になっていることが多々あります。
なぜそれがわかるのか?
靴を見ればわかります。
人によって足の癖や、歩き方を理解することが靴からできるのです。
自分の足のことを大事にしている方と、
自分の足に無頓着の方では、靴を見れば違いに気付くのです。
自分の足のことを大事にしている方は、
靴を選ぶ時にも、
自分の足に合っているのかを、丁寧に確認します。
もちろん靴の脱ぎ履きも丁寧にします。
一方、足に無頓着な方は、
靴を選ぶ時もスピード重視で、両足履いて歩くことをせず、
サイズだけを見て、これでいいと言う方もいます。
靴を履く時は紐もほどかずに、
すぐに足が入るか脱げるかばかりを気にしています。
こうやって、文字にしただけでも、
違いに気付くのではないでしょうか?
どちらが足の寿命を伸ばすことができるでしょうか?
最初の話に戻ってしましますが、
あなたが、もし100歳まで生きると仮定した場合、
今の靴の履き方、選び方で足は今のように動き続けてくれるでしょうか?
実は私がお話したことは、そんなに難しいことではないのです。
靴の履き方は今日からでも変えることができるし、
靴もすぐに買いに行くことができるのです。
少しでも、足元からの健康について意識していただけると、
私は嬉しいです。
YouTubeでも発信しているので、
よかったら見てもらえると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。